中東情勢の混乱を受け、インドの石油事情が危機的状況となっている。世界第3位の石油輸入国のインドは約90%を輸入に頼っていて、その約半分が中東からの輸入。イギリスメディアによるとイラン情勢の悪化によって中東からのインド向け原油供給量は2月と比較して3月には61%に急減したという。こうした状況を受け、インドの国営石油会社は15日、4年ぶりにガソリンと軽油の値上げを発表した。それぞれ小売価格を1リットルあたり約5.1円引き上げ、首都のニューデリーでは約156円から161円に。インドの担当相は「原油価格の高止まりが続けば小売業者はわずか3か月で約1兆6500億円の損失のおそれがある」と警告している。石油のほかにもインドの外貨不足に大きな影響を与えると、モディ首相が国民に呼びかけたのは「金の購入自粛」。
