米国大統領選挙に向けた民主党の党大会が開幕、ハリス副大統領がトランプ氏打倒に向け団結を呼びかけた。民主党全国大会初日、ゲストスピーカーたちによるスピーチがメイン。クリントン元国務長官が「ガラスの天井の向こう側ではカマラハリスが手を上げ第47代大統領の就任宣誓を行っている」、バイデン大統領の娘・アシュリー氏は「自由と民主主義、生殖の自己決定権、全てがかかっている」などと演説。バイデン大統領は「私を撤退させた人間を恨んではいない」と強調。2日目はオバマ元大統領らが登壇。トランプ陣営で話題になったのは、AIで作られたテイラー・スウィフトさんのフェイク画像をSNSに投稿して支持を受けたように装ったり、「イーロン・マスク氏を閣僚に招へいする考えがある」と表明したこと。トランプ氏とハリス氏の支持率平均は拮抗しているがハリス氏がわずかにリード。
ハリス氏の勝敗を左右するスイングステートの1つ、ウィスコンシン州。民主党員はこの日も戸別訪問で支持を訴えた。ハリス候補以降、反応は格段に良くなっているという。民主党員は「人にはそれぞれ事情や理由があるので妥協点をみつけることが肝心」などと話した。今回、民主党大会の会場の外ではイスラエルのガザ侵攻に抗議する集会が開かれ、ハリス副大統領に批判的な声も聞かれた。