日本は今年OECDへの加盟60周年を迎え、閣僚理事会の議長国をつとめる。岸田総理は基調講演などを通じ生成AIをめぐる国際的なルール作りの重要性などについて発信したい考え。生成AIは利便性が評価されている一方、偽情報の拡散などのリスクを抱えていることから岸田総理は生成Aiの活用や課題の解決に向けたルール作りを議論する国際的な枠組みの立ち上げを表明する方針。またインドネシアやタイがOECDへの加盟を申請していることも踏まえ、インド太平洋地域の重要性を訴える見通しで、グローバルサウスと呼ばれる新興国や途上国の国々と連携する重要性についても発信する。OECDの会合に先立ち岸田総理は今年1月に就任したばかりで35歳のアタル首相と会談した。2日にはマクロン大統領とも会談する予定で、自衛隊とフランス軍の相互往来と共同訓練をスムーズにするRAAの協定に向けて交渉を始める方針を確認するものとみられる。