去年1年間の世界の平均気温は15.1度で記録が残る1850年以降最も高かったことがEUの気象情報機関の分析で明らかになった。これまで最も高かった一昨年の14.98度を上回り、2年連続で上昇した。大気中の二酸化炭素濃度が最高を記録したことに加え、南米ペルー沖の海面水温が上がるエルニーニョ現象が追い打ちをかけた。温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」では、産業革命前と比べて世界の平均気温の上昇を1.5度に抑えることを努力目標に掲げているが、去年は1.6度高く、初めて超えることになった。
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