アメリカで開かれているNATO(北太西洋条約機構)の首脳会議は、10日、加盟国の首脳らによる協議が行われ首脳宣言を採択した。ロシアによる軍事侵攻が続く中、NATOは結束していると強調するとともにウクライナ支援の強化を確認した。また、ウクライナへの支援についてアメリカとオランダ、デンマークの3か国の首脳は共同声明を出して米国製のF16戦闘機を供与すると発表した。最も強力な軍事同盟がワシントンで75周年を祝ったが創立以降世界は変わった。アメリカはヨーロッパのNATO加盟国を守るため軍事的抑止力を強化し、ドイツでは巡航ミサイルなどの配備を強化している。ウクライナは数か月前から約束されていたF16戦闘機を提供される。ゼレンスキー大統領はショルツ首相に感謝を述べた。2人ともそれで十分ではないことは分かっている。ヨーロッパ各国が自ら防衛を担うことへの圧力は高まっている。ショルツ首相は就任直後のイギリス首相と会談した。ショルツ首相は先を行く姿勢だ。加盟国はこれまで最大の32か国で、ロシアのウクライナ侵攻で加盟国が増え、NATOはさらに強く団結を強めているというメッセージを発している。