固体燃料式小型ロケットのカイロス初号機は精密機器メーカーや建設会社等が出資するベンチャー企業のスペースワンが開発した。カイロスには政府の小型衛星が搭載されており、計画では段階的に機体を切り離し、50分後には高度500kmで地球を回る軌道に衛星が投入される。衛星の軌道への投入は成功すれば民間企業単独の打ち上げとしては国内初となる。小型衛星の打ち上げは世界で需要が高まっており、企業は低コストで衛星を宇宙に届ける宇宙宅配便を目指している。2030年代には年間30回のロケットを打ち上げる計画となっている。打ち上げは和歌山県串本町で11時過ぎを予定している。