ピラミッドの透視はカフラー王のプラミッドでも行われている。カフラー王はスフィンクスを建造したファラオで、スフィンクスの顔はカフラー王がモデルと言われている。カフラー王は父・クフ王の大ピラミッドに対抗するように、ほとんど同じ大きさのピラミッドを建造したが、内部からは空間が全く見つかっていない。2022年秋、名古屋大学と高エ研がカフラー王のピラミッドにやってきた。カフラー王もミイラや副葬品は見つかっていない。地下の部屋に巨大な透視装置が運び込まれた。夏至の日になると2つのピラミッドの真ん中を太陽が沈んでいくが、来世での復活を願ったカフラー王は冥界の入口を象徴的に表現したと考えられる。