W杯で日本人初となる1試合2得点の快挙を成し遂げた上田綺世。日本のエースストライカーだが、これまでのサッカー人生は決して平坦ではなかった。茨城県出身の上田は子どもの頃から点取り屋でエース。中学に上がるとプロを目指すようになっていた。鹿島アントラーズの下部組織へ。ここで大きな挫折があった。ユースチームには上がれず、高校卒業後もプロチームからの誘いはなく法政大学へ。同世代の冨安健洋、堂安律は高校生でJリーグデビューし、海外のクラブへと飛躍を遂げていった。上田は大学でゴールを積み重ねチームを日本一へ導き、大学No.1ストライカーへと成長した。大学3年生でA代表に初選出。憧れだった鹿島アントラーズへ入団するとデビュー戦で初ゴール、鹿島のエースストライカーへと成長していく。現在はオランダの名門フェイエノールトでプレー。3年目となる今季、25ゴールをあげ日本人初のオランダリーグ得点王に輝いた。代表戦でも通算18ゴール。前回のW杯後、日本代表で最もゴールを決めているストライカーへと成り上がった。前回のW杯の借りを返したいと話していた上田はチュニジア戦で2得点をあげた。上田は「勝つために全力を尽くした上で大会後、自分がどういう選手なのか知りたい」と語った。
