北朝鮮は昨夜、軍事偵察衛星と主張するものを発射したが、直後に空中爆発し失敗した。出石直解説委員が「軍事偵察衛星は、北朝鮮が今最も開発に力を入れているものの一つ。去年の5月と8月に2回続けて打ち上げに失敗した後、11月に初めて成功したと発表していた。北朝鮮はさらに今年中に3つの偵察衛星を打ち上げると予告していたので、昨夜はこのうち北朝鮮にとっては2つ目となる偵察衛星の打ち上げを試みたものの、失敗に終わったと思われる。軍事偵察衛星によって宇宙空間から韓国軍や在韓米国軍の動きを監視する、さらに北朝鮮が攻撃されるというそういった兆候を捉えられた場合には核兵器による先制攻撃もできるように情報収集能力を高めようとしているのだと思う。弾道ミサイルの技術を使った衛星の打ち上げというのは、国連安保理決議の明白な違反行為。今後も引き続き十分な警戒が必要」と述べた。