北朝鮮の金正恩総書記は軍の創設77年に合わせて演説し、核開発を含む抑止力を強化する考えを示した。北朝鮮メディアは金総書記が8日、軍の創設77年に合わせて国防省で演説をしたと報じた。金総書記は「アメリカが主導する核戦争模擬演習が朝鮮半島の軍事的不均衡を招き、我が国の安全環境に重大な挑戦を持ち出している」と非難した。その上で核を含む全ての抑止力を加速的に強化する新たな計画について言及したとしている。また、「ウクライナ戦争の背後には世界の平和と安定の破壊者であるアメリカがいる」と指摘し、2024年、ロシアとの間で発効した包括的戦略パートナーシップ条約に基づき、ロシアを支持する姿勢を示した。