韓国大統領選挙について、ソウルから最新情勢を伝える。きょう6月3日は、尹前大統領が非常戒厳宣言を行ってからちょうど半年となる。革新系最大野党「共に民主党」の李在明候補、前回の大統領選では尹氏にわずか0.7ポイントの差で敗れた。李在明候補は、世論調査の支持率で一度もトップを譲らなかったが、多くの疑惑で裁判を抱えるなど李氏だけは認めないという国民も少なくない。李氏を猛追するのが保守系与党「国民の力」のキムムンス候補は、多数の疑惑を抱える李在明候補が当選すれば、自分を無罪にする“防弾法案”を成立させ独裁的な政権が誕生すると訴える。尹前大統領の罷免を受けた選挙で、「シャイ保守」と呼ばれる有権者の票に注目。