茨城県はレンコンの生産量が全国1位となっていて、なかでも土浦市は作付け面積が最も広い全国有数の産地で、この時期収穫の最盛期を迎えている。土肥成男さんの6.5ヘクタールの畑では、きょうも朝早くから、土肥さんらがホースの水圧で泥を飛ばしながら1本1本、丁寧に手作業で収穫していた。地元のJAによると、レンコンは秋から冬にかけて、甘みが増して、おいしくなる旬の時期とされていて、ことしの収穫量はほぼ例年並みだという。一方、JAや青果卸売会社によると、夏の暑さの影響でキャベツやキュウリなど、ほかの野菜が品薄となっているため、市場で取り引きされる価格は例年より1キロあたり30円ほど上がっているという。レンコンは縁起物として、おせち料理にも使われるため、来月にかけて収穫のピークが続き、県産のレンコンは東京を中心に全国に出荷されるという。