柔道男子100キロ級・ウルフアロン選手を取材。東京大会後は苦しみ抜いた末に、パリへの出場権を獲得した。ここに至るまでの知られざる胸の内を明かしてくれた。3年前の東京五輪、男子100キロ級で日本選手として5大会ぶりの金メダルを獲得。大会後は積極的にメディアに出演。動画投稿サイトでは、私生活やトレーニングの様子などを公開した。しかし、その行動とは裏腹に葛藤を抱えていた。その気持は結果にも現れ、2年以上国際大会の優勝はなし。この状況はウルフ選手の心境に変化をもたらした。再び柔道と向き合い始め、今年2月、大逆転でパリ五輪出場をつかみとった。新たな気づきもあったという。ウルフ選手は「頑張る頑張らないというよりも呼吸みたいなもの」などと話した。ウルフ選手にとってパリの舞台とは?の問いに「日常」と答えたウルフ選手。「ただ呼吸をするように、自然体で挑んで2連覇したい」などと話した。