- 出演者
- 南利幸 清水敬亮 井上二郎 赤木野々花
オープニング映像と挨拶。
日本時間のおととい発生したシステム障害は、ヨーロッパやアジア、米国の空港に広がったほか、中東などの医療機関、英国のテレビ局の放送など幅広い分野に影響を与えた。米国のIT大手マイクロソフトなどによると、このシステム障害は、米国の情報セキュリティー会社「クラウドストライク」のソフトウェア「ファルコン」の更新に伴い、マイクロソフトの基本ソフト、ウィンドウズを搭載した端末で起きたという。これについて、マイクロソフトは20日、影響を受けた端末は推定で850万台に上ることを明らかにした。これはウィンドウズを搭載している端末の1%未満だったという。マイクロソフトは、影響を受けた端末の割合は低いものの、経済的、社会的な影響は大きく、「クラウドストライク」が多くの企業で使われていることを示しているとしている。世界各地に広がった今回のシステム障害による影響は、今も一部で続いている所はあるが、おおむね収束している。
米国のNBCテレビは19日、複数の関係者の話として「バイデン大統領の家族が、選挙戦から撤退するとすれば、どのような形になるか話し合った」と伝えた。具体的には、バイデン氏が撤退を決めた場合、野党共和党の大統領候補のトランプ前大統領を打ち負かすため、民主党にとって最良の方法にするということや、政治家として50年以上のキャリアを積んだバイデン氏にふさわしい形であるべきだといった内容が話し合われたという。ただ、ホワイトハウスの報道担当者は「家族が選挙戦の終わらせ方について話し合ったという事実はない」と否定。また、新型コロナウイルスに感染して自主隔離を続けているバイデン氏本人は19日、声明を発表し、選挙戦を継続する意向を改めて強調している。バイデン氏の主治医は20日、声明を発表し「バイデン氏はせきなどの症状があるものの、快方に向かっている」と説明している。米国メディアは、バイデン氏が撤退するかどうか、この数日間が大きなヤマ場になるとの見方を伝えていて、バイデン氏の言動が注目されている。
週末の午前中で東京・豊島区で行われていたのは、”ごみ拾い”だ。ごみ拾いを通じて、自分の住んでいる町に貢献している。その後、コーヒーを飲みながら”ゆるくつながった友だちになろう”というコミュニティーづくりの取り組みだ。ごみ拾いとコーヒーを組み合わせたこのイベントは、2年前から始まり一般社団法人がやり方などを支援している。イベントはSNSで場所と時間が告知され、参加費用は無料だ。この日は、20代から30代を中心に30人程が集まった。
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- 池袋(東京)
イベントに参加する垣内優加さんは、ことし1月に就職のため、高知から東京に移住した。新しい土地での生活になじみ、地域で友人をつくりたいと参加した。垣内さんは、「ごみ拾いを通じてつながりを作るコミュニティデザインがいい」などと話した。会社員の傍ら、このイベントを立ち上げた高田将吾さんのきっかけは、新型コロナウィルスの感染が広がっていた2021年、近隣の”人とつながり、交流したい”という思いからだった。高田さんは、「僕自身も気がめいって、落ち込む感覚があったのでもう少し誰かと話すきっかけが欲しかった」と話す。豊島区・池袋で始まったこの取り組みは、現在全国で40以上の地域で行われている。仲間づくりの場として、東京や埼玉などでは自治体がこの取り組みをホームページに掲載するなど連携するケースも出てきた。
池袋でイベントに参加し、近隣の板橋区周辺で始めた人もいる。主婦の三浦杏さんは、三浦さんの子育て経験が動機になっている。2021年に長男を出産。しかし、翌年に夫の海外赴任が決まり、ワンオペ育児になった。池袋でのごみ拾いを知った三浦さんは、子どもを連れて参加した。参加者も一緒に子どもの面倒をみてくれたことで、ワンオペ育児の辛さを大きく解消できたという。その後、”ごみが散らかる所で子育てはしたくない”と自らの地域で新たにイベントをはじめた。子連れの親子が気軽に参加できるようにするため、休憩スペースがあるところを集合場所に選ぶなど工夫した。三浦さんは、「自分の子ではくても、かわいがる様子を見てこの光景はいいなと思う」と語った。また、「月1回のホームパーティーみたいな感じで”おいで”と言えたらいい」と話した。「ごみ拾いとコーヒーで、”新しいつながりをつくる”そのことで自分が住む地域への愛着につながったらいい」と高田さんは考えている。また、「この街で暮らし続けてみようかなとモチベーションになってもらえたらいい」などと語った。
ごみ拾いとコーヒーで生まれるつながりについてのトーク。なぜ、こうした”ごみ拾いイベント”による仲間づくりが若い人に評価されているのか地域のコミュニティーづくりについて研究している慶應義塾大学の飯盛義徳教授によると、「結果的に地域に知り合いが増えれば”子どもの見守り”や”災害時の助け合い”など、その地域で安心・安全に暮らす心のよりどころになるというメリットもある」とのことだ。
新たな世界遺産の登録を審議するユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会が、きょうからインドの首都ニューデリーで始まる。新潟県佐渡市にある佐渡島の金山は、機械を用いない伝統的な手工業で金が生産され、17世紀前半には、世界の金の生産量の10%を占め、世界最大の金の生産地になったなどとして、日本政府が世界文化遺産への登録を目指している。佐渡島の金山を構成するのは「西三川砂金山」「相川鶴子金銀山」の2つの資産。相川鶴子金銀山のうち相川金銀山は、江戸時代から本格的な開発が始まり、国内最大の金の産出量を誇った。まだ、江戸時代の坑道「宗太夫坑」は、観光名所として有名なほか、山の上から金の鉱脈を74メートルの深さまで掘り、山が割れたように見える道遊の割戸は、佐渡島の金山のシンボルとして知られている。佐渡島の金山を巡っては先月、ユネスコの諮問機関が4段階の評価で上から2番目となる情報照会の勧告をまとめ、この中では世界遺産への登録を考慮するに値するとしつつ、江戸期よりあとの証拠が大部分を占める一部の地区を除くことなど、3点の追加情報を求めていた。また、韓国が朝鮮半島出身の労働者が強制的に働かされた場所だとして反発した経緯があり、日本政府は丁寧な議論を行っていく姿勢を示してきた。佐渡島の金山の登録の可否については、26日から29日の間に審議される見通し。
パリ五輪について。パリを目指して続く聖火リレー。その中に日本人女性がいた。3年前の東京大会にボランティアとして携わったことをきっかけにグループを立ち上げ、パリ大会に向けてフランス語の勉強会などを開催してきた。日本のボランティア精神をつなげるために、パリでもボランティアとして参加する予定。
パリ五輪について。聖火リレーがこれからやってくる町の様子。パン屋では、聖火をともすトーチをイメージしたパンが。店員・アントニーエデンさんは記念する商品を作りたかったという。
パリ五輪の開会式について。テーマは「開かれた五輪」。夏の大会では初めて開会式がスタジアムの外で行われ、パリ中心部のセーヌ川を各国の選手団を乗せた船がパレードする。先ほど、開会式の準備の舞台裏に迫る映像が公開された。開会式の本番は日本時間今週土曜日。
柔道男子100キロ級・ウルフアロン選手を取材。東京大会後は苦しみ抜いた末に、パリへの出場権を獲得した。ここに至るまでの知られざる胸の内を明かしてくれた。3年前の東京五輪、男子100キロ級で日本選手として5大会ぶりの金メダルを獲得。大会後は積極的にメディアに出演。動画投稿サイトでは、私生活やトレーニングの様子などを公開した。しかし、その行動とは裏腹に葛藤を抱えていた。その気持は結果にも現れ、2年以上国際大会の優勝はなし。この状況はウルフ選手の心境に変化をもたらした。再び柔道と向き合い始め、今年2月、大逆転でパリ五輪出場をつかみとった。新たな気づきもあったという。ウルフ選手は「頑張る頑張らないというよりも呼吸みたいなもの」などと話した。ウルフ選手にとってパリの舞台とは?の問いに「日常」と答えたウルフ選手。「ただ呼吸をするように、自然体で挑んで2連覇したい」などと話した。
ウルフアロン選手の言葉の裏には非日常を感じてきただろう。本番でもやってくれるだろうと井上さんがいう。この階級で連覇を果たした選手はいない。
WBCバンタム級タイトルマッチ。チャンピオン・中谷潤人は強烈な左ボディーでノックアウト。3階級を制覇したパンチ力をいかんなく発揮した。
WBCバンタム級タイトルマッチ。那須川天心はバンタム級世界4位と対戦。3ラウンドTKO勝ちで、ボクシング転向後4連勝。
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- 世界ボクシング評議会那須川天心
気象情報を伝えた。
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