石川祐希が正念場を迎えている。世界最高峰のセリエA・ペルージャに移籍、チームメートは世界のトップ選手ばかりで今シーズン、ペルージャは開幕からリーグ15連勝と圧倒的な強さをみせている。先月、石川祐希の負傷交代もあり連敗した。石川祐希はリモートで取材を受け連敗について「負けることに対してはずっと勝ち続けるわけではないと監督も話していたのでそれが来てしまったということネガティブな要素ではなかった。パフォーマンスも良くなかったので満足のいく期間ではなかった」。ペルージャは昨シーズン4冠、目下の目標は首位でプレーオフに進むことだが現在2位に勝ち点で並ばれている。石川は「安定したプレーを出すこと。レセプションは課題がありながら戦う。スパイクに関してハイボールの処理というところが重要になってくる」とした。現代バレーボールで重視されるのが相手サーブのレシーブから得点になった確率で石川はレセプション（サーブレシーブ）を課題として取り組んできた。A.ロレンツェッッティ監督は「バレーボールは年々変化する。時代に合わせて技術を身につけなくてはならない」とした。もう一つ重要なのが攻撃でのハイボール。レシーブが崩されトスが高くなった状態のことをハイボールといい、相手の守備が整いブロックが3枚になるなどする。サーブの世界最速は時速138kmでハイボールでの攻防が増加する中、ハイボールでも決められるスパイク力が石川には求められている。レギュラーシーズン残り3試合について石川は「プレーオフがあるのでプレーオフに繋がる試合をしたい。1位、2位のどっちなのかというところにいるのでどちらかをキープするのが重要」などと話した。