日本時間午前1時過ぎ、システィーナ礼拝堂の煙突から白い煙が上がると、大歓声が湧き上がった。新しいローマ教皇を選ぶコンクラーベは、2日目午後の投票で新教皇が決定。サン・ピエトロ広場を埋めた約15万人の人々が新教皇を祝福。第267代教皇に選ばれたのは、アメリカ出身のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿。今後レオ14世を名乗る。史上初となるアメリカ出身の教皇誕生。コンクラーベの直前、ローマ教皇に扮した画像を投稿し物議を醸したトランプ大統領も祝意を表した。漫画家・手塚治虫さんの長女るみ子さんは、SNSに「ジャングル大帝」の主人公・レオの画像を投稿。教皇名に「レオ」を選んだ背景について専門家は、通常教皇はカトリック教会の信者に語りかける時に「回勅」という文書を出すが、初めてカトリック教会の外の人に向けて出したのがレオ13世。レオ14世もカトリック教会の中だけでなく、社会の善意のある人々に一緒にやりませんかと呼びかける指導者になるのではないかという。