1966年、ザ・ビートルズの来日公演が行われたが、前座を務めたのがザ・ドリフターズ。20分のネタを披露するはずが、最終的に2分にまで削られた。3年後、「8時だョ!全員集合」がスタート。作家が作ったネタが全くウケず、「2クールの放送予定だったが1クールで終わりだな」などと言われた。そこで、加藤らはストックしておいたネタを放出することを決め、視聴率が20%を超えた頃、大掛かりなセットまで考えるようになったという。大道具のスタッフが徹夜して作ってくれたセットに細かな注文をした時には激高されたが、加藤らは「ドリフだけのわがままじゃなく、みんなでウケたいから」と頭を下げた。その後、制作スタッフが協力的になってくれたという。今はかつてのネタを若手たちが再現する番組に力を入れていて、懐かしさを覚えるとともに若手たちの意外な才能を発見できて面白いという。