ソニーフィナンシャルグループ・尾河眞樹さんがスタジオで解説。ドル/円予想レンジ:143.00円〜144.50円。先週日米の金融政策を乗り越えたので、今週は両方の経済指標を見極める週になる。少し落ち着いた動きになるのでは。注目ポイント:アメリカ利下げ後のドル円相場。利下げ幅に比べそんなにドル安にいかなかった。パウエル議長の会見で“経済は良好”と言っていた。あくまでも予防的な利下げの色彩が濃い。今回大幅な利下げに踏み切ったことで、先々のインフレリスクが高まったとの見方もドル安にいかなかった要因。大統領選も控え、アメリカ長期金利は比較的高止まりしやすい。テクニカル上、次のサポートは137円25銭。アメリカの利下げと、日銀の利上げ観測でそのあたりまで目先は一時的にドル円が下落してもおかしくないが、アメリカがソフトランディングのシナリオならドル円がどんどん下落していく可能性は低いのでは。来年通年で147円前後、150円手前まで持ち直す可能性が高いのでは。