ジャガイモ以来、約50年ぶりに新たに指定野菜にブロッコリーが加えられた。指定野菜とは、特に消費量が多く、国民生活に重要な野菜のことを指し、現在はキャベツやキュウリなど14の野菜が指定されている。ブロッコリーはビタミン類・カリウム・食物繊維・鉄分・カルシウム・タンパク質が含まれおり栄養満点で、この10年で出荷量が3割近く増えたという。指定野菜になると、価格が大きく下落した場合に生産者に対する補助が手厚くなるため、安定供給につながる。スーパー「アキダイ」の秋葉社長は「売上は常に1年間ずっとベスト10入りしている。1日1万個売った日もある。指定野菜になって流通量が全体的に増えると思う」と話した。ブロッコリーは価格の変動が激しい野菜だが、流通量があがれば、価格変動を多少抑えられる可能性があるという。