野村総研・木内登英が解説。きょうのテーマは「ステーブルコインとドル覇権」。アメリカでは先月、ジーニアス(GENIUS)法が成立した。発行者に対してドル建てコイン1ドルにつき同じ価値のドルや短期の米国債などを準備資産に持つよう義務づける。ステーブルコインは5月末時点で2300億ドルを超えている。テザーとUSDCでほぼ席巻している。トランプ政権の貿易赤字の解決策は関税と相手国の対米輸入拡大策。FRBの大幅利下げを通じたドル安政策に着手する可能性がある。ドル建てステーブルコインを世界に広げるということで、ドル需要と米国債の価格安定に繋がる。ドル建てのステーブルコインの発行を拡大させると、アメリカの金融市場を不安定にさせるというリスクがある。米国短期国債の主要な購入者(2024年)はJPモルガンGMMF、中国など。
