毎年スイスで世界の経営者や政治指導者が集まる「ダボス会議」を主催する世界経済フォーラム・ボルゲ・ブレンデ総裁CEOがテレビ東京単独インタビューに応じた。石破総理と面会したのは世界経済フォーラム・ボルゲ・ブレンデ総裁。アメリカのトランプ政権の発足を前に自由貿易や国際協調の枠組みが試練を迎えるなか、日本の役割に期待を表明した。トランプ次期政権が導入を目指す高関税について、ブレンデ総裁はアメリカ国内でインフレをもたらすリスクなどを考慮し、公約したような非常に高い関税の導入は避けるだろうと予測する。一方、ウクライナへの支援に消極的なトランプ氏が、就任後、24時間以内に終わらせると宣言したロシアとウクライナの戦争の行方については、「アメリカが支援を減らすことはないと考えている。彼らはロシアとの交渉に臨む際にウクライナが強い立場にいることを望んでいる。最も現実的な解決策の一つとして境界線の設定が考えられられるかもしれない。具体的には交渉で決定されるべきものだ」とコメントした。