ストックホルム国際平和研究所のまとめによると、去年の世界の軍事費は2兆4430億ドル、日本円で377兆円余と前の年と比べて6.8%増加。前年を上回るのは9年連続で、統計を取り始めた1988年以降最大規模となった。米国が最も多く9160億ドル、次いで中国が推定2960億ドル、ロシアが推定1090億ドル。その他ではウクライナは648億ドルと世界8位で、前の年より51%増えたほか、ガザ地区で戦闘を続けるイスラエルは275億ドルだった。ストックホルム国際平和研究所は「平和・安全保障環境の悪化に対する直接的な反映」などとしている。