セブン&アイホールディングス・井阪隆一社長インタビュー。グループの積年の課題とされてきたそごう西武の売却を実施し先月には祖業イトーヨーカ堂の実質的な切り離しといえる上場の検討の方針も固めた。選択と集中の先が主力事業のコンビニ「セブンイレブン」。2008年に資本業務提携したアインホールディングス。調剤薬局のほか、コスメ商品の販売も展開。これまで目立った協業の成果はなかったが薬局事業をめぐり、アインと協業を拡大したいと明かした。物言う株主のオアシスマネジメントが今月、アインの株式保有率を14%にまで高めたことが判明。ドラッグストアのツルハホールディングスの株式をイオンに売却することでツルハとイオン系のウエルシアホールディングスとの経営統合を演出したオアシス。オアシスとイオンはドラッグストアの再編を仕掛けている。アインHD・水島利英専務のコメント。セブン&アイホールディングス・井阪隆一社長インタビュー。グローバル戦略は。2021年に北米でおよそ3900店を展開するスピードウェイを買収。今年はオーストラリアのセブンイレブンの買収を完了するなど拡大戦略を積極化させていて現在は20の国と地域で展開している。世界展開のカギとなるのが、食のコンビニ。マレーシアでは工場を建て、オリジナルの食品の提供やベトナムでは現地の食文化に合わせたメニューを開発し提供している。