身近な存在のオレンジジュースがスーパーから姿を消す品薄状態になっている。アサヒ飲料の「バヤリース オレンジ」など、大手では相次いで商品の販売を休止。さらに、代替え商品まで登場する事態に。トモヱ乳業の国府田正徳部長は「今は2万本ぐらいで、以前は3万本作っていた。今、オレンジジュースが高価になっている」などと話す。オレンジの今年の仕入れ値は一昨年と比べて、4倍まで高騰しており、背景にあるのは輸入不足で、専門家は「大半がブラジルからの輸入で、それも減少している」などとし、世界的産地のフロリダ州をハリケーンが襲来したこともあり、米国でも不足し、ブラジル産奪い合いになり、他国に買い負けてしまっている。