世界でも日本の投票率は低く、OECDの中では31位となっている。先月、韓国で行われた韓国大統領選挙の投票率は79.4%。昨年、台湾で行われた台湾総統選挙の投票率は71.86%で、20代の投票率は70%と推定されている。こうした若者の投票に影響を及ぼしたといわれるのが台湾の初代デジタル大臣を務めたオードリー・タンさん。若い世代が政治に関心を持つには何が有効なのか?との質問について、若い世代でもネットから政策提案をすることができると答えた。同氏が立ち上げた政策提言サイトでは5000以上のいいねがついた案には政府が検討するという。この制度より、高校生のタピオカストロー「脱プラ化」案や、中学生の登校時間を遅らせる案が法制化された。オードリー氏は社会の議題・課題を形づくる立場になることで自分には力があると実感できると述べた。