ソフトウェアのアップデートで車の性能を更新できる「SDV」と呼ばれる次世代自動車開発を加速させるため、政府はきのう、新たな戦略案をとりまとめた。経済産業省・伊吹製造産業局長は「国際競争も非常に激しくなっていて、海外が先行している分野もあるので、しっかり勝っていけるように」と述べた。米国や中国の新興メーカーを中心に次世代自動車の開発競争が激化する中、政府は競争に打ち勝つための新たな戦略案をとりまとめた。戦略案では、現在はメーカーごとに行っているソフトウェアの開発などで、メーカー同士の連携を促すため今年秋をめどに、企業間で情報共有などができる新たなコミュニティーを立ち上げるなどとしている。ソフトウェアのアップデートで車の性能を更新できる次世代自動車「SDV」の開発を官民で加速し、2030年までに日系メーカーで世界シェア3割の獲得を目指す。