貴重な映像を収めるためにはときに膨大なお金が必要となる。タンザニアではオルドイニョ・レンガイを取材。険しい山を1週間かけて登るため50名のポーターを雇った。ノルウェーではザトウクジラの生態を調査。ロケ日数を延長してザトウクジラの背中に記録装置の取り付けることにに成功した。最も制作費がかかったのは2007年に放送されたギアナ高地特集。高さ1000メートルの切り立った絶壁によって近づくことが難しく、90%以上が人跡未踏。100万円かけて飛行機をチャーターし麓の村へ。撮影用にヘリコプターを貸し切りなど、膨れ上がった制作費は通常の3倍。結果テーブルマウンテンと呼ばれる真っ平らな大地や世界最長の滝エンゼルフォールを撮影することができた。クライマックスには直径、深さ350メートルの穴の底へ。取材はアブラヨタカが種を集めて作った山を発見した。種が穴の底に積もり発芽することで独自の生態系を作り出していた。