トランプ大統領の関税措置を巡る動き。11日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は一時700ドルを超える値下がりとなった。カナダのオンタリオ州がアメリカ向け電力に追加料金を課すとしたことに対しトランプ大統領がカナダからの鉄鋼製品とアルミニウムにかける関税を25%から50%へ引き上げると表明したことへの反応。その後、オンタリオ州が追加料金を課すことを一時停止すると明らかにするとトランプ大統領も一転して引き上げを見直す方針を示した。トランプ大統領はまた、新たな貿易戦争について多くの国民が抱いている懸念を一蹴しマスク氏への支持を表明した。マスク氏率いるテスラは今年に入ってから株価が39%下落。時価総額にしておよそ7000億ドルを失った。一方アメリカの中小企業の多くはトランプ大統領による貿易摩擦の次の段階に備えている。12日、午前0時から鉄鋼製品とアルミニウムに25%の関税が課される。エコノミストは関税分を負担するのはアメリカの企業だと指摘する。