米国大統領選挙。主要なメディアは、1週間ほど前から連日、民主党大会の話題を大きく伝えている。今回の大会で特に注目されているのは、初日に採択される見通しの事実上の公約、政策綱領と最終日のハリス氏の演説。ハリス氏がどこまで独自色を打ち出すかという点が注目されてきたが、ここにきて政策面ではバイデン政権の方針を基本的に踏襲するという見方も出ている。ハリス氏がどのような言葉で語りかけ、米国大統領としての新たなリーダー像を印象づけられるかが焦点。ハリス副大統領48.1%、トランプ前大統領46.7%。バイデン政権の課題は経済政策、移民政策、中東政策など。直面する課題について、ハリス氏が理念だけではなく、どこまで具体的に地に足のついた政策を打ち出し、民主党の支持者だけでなく、選挙戦の行方を左右するとされる無党派層にアピールできるかがポイントになる。