ニューヨーク株式市場では3日、トランプ政権による「相互関税」の発表を受け、ダウ平均株価が大きく下落し、下げ幅は一時、1700ドルを超えた。3日のニューヨーク株式市場・ダウ平均株価は、前の日の終値から1679ドル39セント値を下げ、4万545ドル93セントで取引を終えた。アメリカのトランプ大統領が2日、「相互関税」を発表したことを受けて市場では売りが広がり、取引終了直後には一時、1700ドルを超える下げ幅となった。特に、輸入品を多く販売している企業の株価が値下がりした。市場関係者は、「経済の不透明感が非常に高まり、景気が低迷したままで物価高に陥ることを懸念する動きが強まったとみている」としている。