コロンビアのペトロ大統領はトランプ大統領に対し融和的な姿勢に転換したように見えたが、ほかの中南米の国々の中にもアメリカに近づく動きが出てくるのか。エクアドルやボリビア、チリでトランプ政権との連携を目指す候補が大統領選挙で勝利するなど、右派や親米派の影響が強まっている。コロンビアはもともとアメリカと経済的にも密接な関わりがある親米の国のため、トランプ大統領への批判を繰り返してきたペトロ大統領を批判する市民も多い。コロンビアでは5月に大統領選挙が予定されている。ペトロ大統領としては、来月のトランプ大統領との直接会談で危機を回避することで、左派にとって有利な展開を作りたい狙いもあるとみられている。今年はブラジルやペルーでも大統領選挙が行われる。アメリカと一定の距離感を保ちつつ中国などに接近してきた国々にとっては、“ドンロー主義”への難しい対応を迫られることになりそうだ。
