今日の日経平均株価は4万1190円で取引を終え、昨日より1033円値下がりした。今月だけで2600円以上上昇してきたことへの大きな反動、きっかけは昨夜発表された米国の6月の消費者物価指数。市場の予想より低かったことで早期利下げへの期待が一層高まり、前日のニューヨーク市場ではハイテク株に利益確定の売り注文が広がった。この流れから東京市場でも、相場のけん引役だった半導体関連株が大きく値を下げた。更に重しとなったのが円高の進行。昨夜1ドル=161円台で推移していた円相場が一時、1ドル=157円台まで急上昇。市場から出た為替介入との見方について、神田財務官は今朝もコメントしないと強調したが、歴史的な円安に変わりはないのが実情。ただ企業業績への期待は根強いことから、プライム市場では値上がり銘柄の方が多く日本株全体としては底堅い状況。