神奈川県三浦市・三崎港はメバチマグロを中心に1日に400本〜1000本ものマグロが水揚げされている。創業約60年の民宿「城ヶ島さんご荘」は全6部屋の和室がTHE民宿感を醸し出す。宿泊客に料理を提供するのは2代目店主・青木良勝さん、生まれも育ちも三崎でマグロのことは隅々まで熟知している。1番人気は「マグロ尽くしコース」。脂がのった本マグロ、ミナミマグロの刺身、さっぱりした味わいのメバチマグロ、ビンチョウマグロなどのお造りがてんこ盛りで提供される。マグロの希少部位「のど肉」は、馬刺しのような食感が特徴でにんにくじょうゆで味わう。ショウガ醤油で味付けしたマグロの胃やしょうゆ、砂糖、カツオなどの出汁で煮込んだマグロの卵など、様々な部位が味わえる。1泊2食付きで1万1550円となっている。「まぐろの謎肉」はアラカルトのみ注文可能。謎肉は部位自体に名前がないという。茹でて下処理をしにんにくしょうゆベースの自家製ダレに絡め、約2分半網焼きしネギ、七味、ゴマをふりかけて完成。マグロのどの部位か当てたら無料を約10年前に始めたが約300人が挑戦するも正解者はゼロだという。マグロの謎肉はコラーゲンたっぷりということ。