ウリハムシ対策を発表。1つ目は「緑肥と混植。害虫を退治する肉食の虫の住処となる緑肥。カボチャと相性がいいのはオオムギで、昨年もカボチャと混植したが、オオムギに益虫が集まる前にウリハムシ被害に遭ってしまったため、今年はソバを追加する。また、昨年は緑肥との競合も失敗原因となったため、カボチャから少し離して緑肥を育てるという。さらに、今年はカボチャもタネから栽培。環境に適応した強い株に育てるという。
2つ目のウリハムシ対策は「強い品種を選ぶ」。その品種は「バターナッツ」。暑さに強く、育てやすいという。今年は、このバターナッツを加えて2種類のカボチャを栽培する。
3つ目のウリハムシ対策は「土を高く盛る」。10cmほど土を盛り上げて根張りをよくするという。このために使用するのがクワ。むやみに耕さず、刃の先を使って表面の土を削ったり、刺して雑草の根を切ったりする畝の作り方を紹介した。トラウデン直美らは、作った畝にカボチャのタネを植えた。
4つ目のウリハムシ対策は「行灯でガード」。行灯の形に似ていることから名前がついた害虫対策だという。タネの周りを囲むことで物理的にガードする。透明のゴミ袋の底を切って四隅に支柱を立てて行灯の形にし、洗濯ばさみで固定することでできる。トラウデンらは、緑肥のオオムギの種まきも行った。今後の手入れでポイントは、カボチャの葉が当たる程度に育ったら行灯を外すこと。