高橋さんは「タイではこれまでも同性婚の法整備を進める動きがあったのですが、伝統的な家族制度を重んじる価値観も根強く残り頓挫していました。しかし、去年のタイ総選挙で、同性婚の法制化を公約に掲げた前進党が、若者の指示を受けて第1党となりました。その後、前進党が排除され、セター首相率いる連立政権発足も支持は伸び悩んでいます。そのため、同性婚法制化は、若者層を強く意識した結果と言えるでしょう。調査会社ビューリサーチセンターの調査によると、同性婚への賛成割合は日本が68%と最も多く、タイは60%でした」などと話した。