植田さんはパクチーの収穫していた。植田さんは岡山マイルドパクチー(岡パク)という農林水産省に選定されたブランドパクチーを生産している。岡パクは通常のパクチーに比べて甘みが強いなど、食べやすさが重視されたパクチー。植田さんは全国50以上のお店に出荷している他、東京の有名料理店にも栽培を依頼されている。パクチーの根っこを傷つけないようにスコップで遠くから掘った後、手で優しく収穫する。パクチーは根っこが大事。根っこを付けたまま収穫すると鮮度が保たれる。根っこも甘くて美味しい。冬は成長がゆっくりなので葉が柔らかく育つ。岡山市は寒暖差が激しいなどパクチー栽培に適した気候。一晩で3000株ほど収穫する。抜いたパクチーを水に浸けるためビニールハウス外の水洗い場に車で移動し、また抜きに戻るということを繰り返す。水に浸けるのが遅れると鮮度が落ちてしまう。一晩でビニールハウスと水洗い場を7往復ほどする。