オリンピック・パラリンピックを控えたパリでは10日、サッカーのヨーロッパチャンピオンズリーグに対する過激派組織「イスラム国」のテロ予告を受け、厳重な警備態勢が敷かれている。試合会場周辺ではテロを警戒し銃を持った多くの警察官が警備にあたっている。チャンピオンズリーグ準々決勝、パリ・サンジェルマン対バルセロナが行われたスタジアム「パルク・デ・プランスでは機動隊を通常の2倍にし特殊部隊も投入。少なくとも警官1000人が動員され、会場や地下鉄出入り口などで警備が強化された。これは「イスラム国」が8日、会場への攻撃を示唆したことを受けた措置。フランス政府はオリンピック・パラリンピックを控え、テロ攻撃に対し最大級の警戒を続けている。