パリ五輪開催まで100日を切った。現地を取材した記者に見所を聞く。今野記者によると、今大会のテーマは「文化とスポーツの融合」。多くの競技がエッフェル塔やベルサイユ宮殿などパリの歴史的・文化的建造物の近くで行われるという。フランス人にとって馴染み深い「馬術」はベルサイユ宮殿近くに建設される競技場で行われ、オリンピック後も楽しめる場所になるよう整備されているという。今大会は新設された競技会場が2か所しかなく、費用は501億円と東京大会の約7分の1に抑えられているとのこと。市民からは若い人は歓迎ムードが多かったが、高齢者からは混雑による市民生活への影響を懸念する声が聞かれた。また観戦者の宿泊施設の確保は、円安もあいまって日本からの観戦者にとってかなり厳しい状況だという。安全面については、現在最高レベルの警備態勢が整えられているとのこと。