パリオリンピック。体操男子種目別鉄棒:金・岡慎之助。団体総合、個人総合と三冠を達成。日本が獲得した金メダルは10個。スケートボード男子ストリートで2大会連続の金メダルを獲得した堀米雄斗選手。表彰式のあと、行われたのはメダリストが勢ぞろいした自撮り撮影。柔道男子66キロ級で2連覇を果たした阿部一二三選手も。銅メダルを獲得したゴルフ男子の松山英樹選手は自ら撮影。ビクトリーセルフィーと呼ばれ、撮った写真は、オリンピック公式Xなどに次々に投稿されている。使っているのは韓国サムスン電子の最新スマホ。オリンピックパラリンピックの最上位スポンサーを務めているサムスン。今大会では最新スマホ「GalaxyZ Flip6」を1万7000台、選手に無料で提供している。サムスンはオリンピックに合わせて、パリ市内に期間限定のポップアップストアを設置。選手村などオリンピックの関連施設も展示し、最新スマホの宣伝に力を入れている。特徴は、サムスンが開発し、今年発表した生成AI、GalaxyAIが搭載されていること。AI翻訳機能。90度に曲げて会話をすると対面する人に見えやすいように訳したものを表示してくれる。ほかにもグーグルと連携して、写真などを丸で囲むだけで検索できる機能や撮影した写真をコミックや3D漫画などに変換できる機能も搭載されている。サムスンは1998年に開催された長野オリンピックから25年以上にわたって最上位スポンサーを務めているがAI搭載の端末導入は初めて。このAIの機能を生かして、各国の選手にコミュニケーションをとってもらうことをきっかけに、最新スマホの存在を世界に発信していきたい考え。