フランス・パリのノートルダム大聖堂、大司教が扉を杖でたたき、音楽が響くなか扉が開けられた。2019年に大規模火災が発生。5年半を経て修復が完了。記念式典には各国の首脳らが参加。約40年パリに住むゴドメールさんは「この景色が大好きでここに住めて本当に幸せ。本当に落ち着ける私の拠り所」などと話す。火災の日、シンボルだった尖塔が崩れ落ちる瞬間を目の当たりにした。当時、住民は避難するよう呼びかけられたが男性はその場を離れることができなかった。ゴドメールさんが撮影した映像を紹介。熱風を感じるほどだったという。出火から約1時間、尖塔が失われる。現場では消火活動が続けられ、内部の被害は最小限に食い止められた。火災翌日から内部に入ったのは考古学者たち。地下を調べるため。調査では彫刻や棺などが次々と発見される。考古学者・エレーヌ・シヴァルリーさんは「床を剥がしただけですぐに何かを発見できた」。装飾品など1000点以上がみつかる。800年前から地下に眠っていたとみられる。