5年前の火災で壊滅的な被害を受けたフランス・パリのノートルダム大聖堂。再建工事がほぼ終わり、一般公開を再開。2019年4月、大規模な火災で尖塔全体と屋根の3分の2が焼失。火災翌日マクロン大統領は「ノートルダム大聖堂をより美しく再建する」と宣言。1163年に着工、180年以上かけて完成したノートルダム大聖堂。目指したのは火災前の姿に戻すこと。再建に向け政府は公的機関を設立しサポート。「ノートルダムの歌声」ともいわれるパイプオルガン。オルガンビルダー・関口格さん。約20年前から大聖堂で調律に携わり、2018年以降は常駐スタッフとして働いていた。火災による本体の損傷はなかったが有毒な鉛の粉じんに覆われたためパイプの解体と洗浄が必要だった。先月29日、大聖堂に集まったのは消防士や再建に関わった職人など約1300人。オルガンビルダー・関口格さんのコメント。