4頭のパンダは、今日午後関西空港から返還先の施設のある中国に向けて出発した。良浜(24)と、結浜(8)、彩浜(6)、楓浜(4)の4頭は日中の保護共同プロジェクトの契約期間満了に伴い中国に返還される。パンダの飼育を8年間担当した中谷有伽さんは、いつもどおりたくさん竹を食べてしっかり寝て今日を迎えられたと話していた。午前8時半にテーマパークを出発した4頭は、返還先の繁殖施設がある中国・成都へ出発した。テーマパークにオスの永明など2頭がやってきたのは1994年。2000年に白浜で最初に生まれたのが良浜。それからあわせて17頭が誕生。白浜生れパンダは、名前に浜が使われ、浜家と呼ばれた。4頭の返還で、国内で飼育されているジャイアントパンダは東京・上野動物園の2頭のみとなるが、その2頭も来年2月に貸与の期限を迎える。中国外務省の郭嘉昆報道官は記者会見で、今後も日本を含む各国との交流や協力を強化し絶滅危惧種の保護に共に貢献したいと述べた。白浜町のテーマパークのパンダがいた施設にはぬいぐるみと飼育スタッフのメッセージが置かれていた。