国のある調査で「“病気が治る見込みがなく、約1年以内に死ぬ”と仮定して最期をどこで迎えたいか」尋ねたところ、4割を超える人が自宅で迎えることを希望していることがわかった。一方で専門家の分析では、自宅で最期を過ごすため終末期に医療を受けた人は1割近くにとどまっていることがわかった。難病のパーキンソン病を患う高知県の76歳の女性は、「どうせ死ぬなら自宅で死にたい」と話している。女性は医師から施設での療養を進められたが、自宅で過ごすことを決めた。その決断を支えているのが訪問看護師の存在。週に4回女性のもとを訪れて看護を行っている。しかし訪問看護師の訪問看護ステーションは東西70キロのエリアをわずか7人の常勤看護師でカバーしていて、人数が不足している。訪問看護師は訪問先で掃除やごみの処理など介護も肩代わりしている。訪問看護師の女性によると、自宅で最期を希望していても医療や介護体制が不足し、病院や施設で看取られるケースが出てきているという。
