能登半島地震で崩壊したビルに自宅が巻き込まれ、妻と娘を亡くした石川県輪島市の楠健二さんがかつて夫婦で居酒屋を営んでいた神奈川・川崎市で新たな店をオープンさせた。店名は輪島の店と同じ「わじまんま」で、地元の人などが開店前から列を作り、午後5時半に営業が始まると次々に入っていった。魚や日本酒は能登半島から取り寄せていて、倒壊した店のあとから見つけ出した鉄板やお皿を使っているほか、地震で止まってしまった時計なども飾っている。訪れた人たちは、カサゴやヒラメなどに舌鼓を打っていた。
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