インドネシア・ジャカルタより、ジャカルタ支局長の吉元明訓が中継でレポート。現在のプラボウォ大統領は首都移転に関心が薄い印象で、就任以来一度もヌサンタラを訪れていない。去年の就任演説でも一言も触れず、地元メディアから注目を集めた。代わりに重点的に進めているのが子どもたちの学校給食の無償化で、首都移転は優先度が高くないことが伺える。その理由には財政的な制約があり、学校給食の無償化にはかなりの予算がかかる。貧困対策になり国民受けしやすい給食無償化を優先したいというのが政権の本音。今月初旬から中旬にかけ最新の世論調査が行われ、首都移転への賛否をたずねたところ「賛同する」が44%、「賛同しない」が43%とほぼ同じになった。莫大な予算に見合った国民からの支持が得られるかどうか、政権としては今後も慎重に見極めながら事業の進捗をコントロールしていくものとみられる。
