イスラエルとイスラム組織ハマスの間の停戦と人質解放に向けた交渉をめぐり、米国・ブリンケン国務長官が再びイスラエルを訪れ、ネタニヤフ首相と会談した。ガザ地区の保健当局は、イスラエル軍の人質救出作戦で274人が死亡し10日の時点でこれまでの死者は3万7124人にのぼる。イスラエルはハマス側に6週間の停戦と人質解放を含む3段階からなる新たな提案を行った。ブリンケン国務長官は停滞している交渉を進展させたいとしている。しかし、ネタニヤフ首相がハマスの壊滅を目指す姿勢を崩していないのに対し、ハマス側は恒久的な停戦の保証を求めているうえ、人質救出作戦を受けてさらに態度を硬化させていて、交渉が進展するかはなお見通せない状況。