米国・トランプ前大統領が銃撃事件後、初めての演説に臨んだ。国民の団結を訴えるなど新たな指導者としての姿を見せた。共和党大会・最終日は大きな盛り上がりを見せた。会場には伝説のプロレスラー・ハルクホーガンさん(70歳)も応援に。トランプ氏は今回限りだとして、あの銃撃事件について初めて語った。スクリーンには“奇跡の1枚”と言われた写真が写し出される。今回の演説で注目を集めたのが、トランプ氏が繰り返した“団結”という言葉。番組で集計したところ、計5回に及んだ。ロイター通信は19日、「いつもの攻撃的な姿勢を抑え、融和色を前面に出した」と伝えている。米国メディアによると、「トランプ氏の演説は92分で、受諾演説としては最長記録を更新」。一方、米国・バイデン大統領に逆風が吹き荒れている。身内である民主党議員から大統領選の撤退論が加速。ワシントンポストによると、計37人が声を上げている。11月の大統領選を前に米国でいま何が。トランプ氏の演説を会場で見た早稲田大学教授・中林美恵子さんが読み解く。