昨季からMLBで導入された「ピッチクロック」。ピッチクロックとは試合時間短縮を目的にした投球時間制限。導入により昨季から投手はボールを受け取ってから決められた制限時間以内に投球動作に入らなければならなくなった。これにより昨季1試合の平均時間は一昨年に比べ約24分短縮。今季から2秒短縮し投球動作に入るようにする新ルールを導入。しかし、これに選手会は一昨日「ピッチクロックが故障の原因になっている」と声明を発表。今季は各球団のエースに故障が続出。選手会は「回復時間の短縮でケガの影響に対する懸念は強まるばかり。最も貴重な資産である選手たちに対する前代未聞の脅威」とさらなる短縮に猛反対の姿勢を示した。これを受けてMLB側は長期的な調査の結果「ピッチクロックが故障を増加させたという主張を支持する証拠は見つからなかった」とコメント。意見が対立するピッチクロック問題。ダルビッシュ有投手は「しんどいですね、やはり。それが年齢なのかピッチクロックなのかは分からないですけど」とコメント。