ライドシェアとは、一般の車で有償で利用客を乗せることができる制度だ。4月には、国主導のライドシェアが一部解禁される。石川県小松市は、それに先駆け、あさってから、自治体が運用の主体を担う「自治体ライドシェア」を開始する。国主導のライドシェアでは、ドライバーはタクシー会社と雇用契約を行う。小松市のライドシェアでは、市が委託した業者にドライバーが登録するかたちをとっている。市内に二次避難している被災者の利用を優先しつつ、ゆくゆくは、市民や観光客などが広く利用することを想定しているという。市は、現在、アプリを開発中で、利用者は、アプリで、乗車地と目的地を設定し、次に乗車人数を申告し、最後に希望の時間帯を指定して配車予約をする。高齢者などに向けて、専用のコールセンターも設置するという。走行距離に応じて加算される料金は当面、タクシー運賃の8割が目安になるという。支払いは、完全キャッシュレスを実現したいとしている。