チームをまとめた主将の石井陽(3年、元U−15日本代表候補)は「今シーズン、苦しい時期だったり、うまくいかない時期があったんですけど、それでもきのう、しっかり優勝っていう形で終われて本当にうれしかったです」と語った。同点ゴールの瞬間やPKが失敗した時の気持ちについて、山田監督は「自然にやっているので、初めて見て分かりました。(“決めれば優勝”のPKを失敗したことについて)いろいろあるから」と語った。前半の同点ゴールや優勝を決めるPKを決めた柴野快仁は「自分は初戦から出て、チームに迷惑をかけることが多かったので、この試合は絶対、チームのために貢献しようと思ったので、得点という形で貢献できたのでよかったです。(10人目までPKが回ってきたことについて)ちょっと油断していた。でも仲間がつないでくれたので“絶対、決めてやろう”と思って蹴った」と語った。2本のPKを止めたゴールキーパーの藤原優希(3年)は「サドンデスに入ってもチームメートが決めてくれて、このまま1本も止められないのは自分のプライドが許さなかったので“絶対に止めてやろう”という気持ちで止めた」「(PKを外した白井誠也への声かけについて)あの場面で決めるのはプレッシャーがかかると思うし、『俺が止めてやる。次、任せろ』と言った。それが有言実行できたのでよかった」と語った。PKを外した白井誠也(2年)は「外した時は申し訳ない気持ちでいっぱいだったんですけど、藤原さんがもう1本、止めてくれると言ってくれたので気持ちが少し楽になりました」と語った。このあとは、“攻撃の要”オノノジュ慶吏(3年)と白井誠也(2年)に話を聞く。